エンジンOH



Projected by burialc2
エンジン分解@エンジン分解Aエンジン分解Bヘッド分解
腰下分解ヘッド洗浄腰下洗浄腰下組付け
ヘッド組付けエンジン組付け@エンジン組付けA
No1シリンダー圧縮上死点
No1シリンダー圧縮上死点

ヘッドを載せる前にクランクシャフトプーリーを正回転させ、No1シリンダーを圧縮上死点にセットさせます

プーリーに丸いマークがあるので、それを▽のマークに合わせるだけです
ちなみに分かりやすいようにタイミングベルトを外す時に白色マジックでマーキングしてます
No1シリンダー圧縮上死点
シリンダーの様子

マーキングに合わせると画像のように1番と4番が圧縮上死点にきてます
反時計回りに90度
反時計回りに90度

ヘッドのバルブが干渉するのを防ぐために、上記の状態からクランクシャフトプーリーを反時計回りに90度回します

すると全部のピストンが中間にくるため作業中にバルブが干渉してしまうのを防ぐことができます
シリンダーヘッドガスケット
シリンダーヘッドガスケット装着

新品のヘッドガスケットを装着
特に圧縮比は変えないので純正を使用

ヘッドガスケットは数枚のガスケットが重なってできています
シリンダーヘッド装着
シリンダーヘッド装着

シリンダーヘッドをシリンダーブロックに載せます

位置合わせのピンがあるので簡単に載せることができます
ヘッドボルト装着
ヘッドボルトの塑性域締め付け法

ヘッドボルトは塑性域締め付け法で装着します
まぁ、漢字が読めないので結局なんて法則なのかわからんのですが

ヘッドボルトのねじ部とワッシャーに少量のエンジンオイルを塗る
先にワッシャーをヘッドに置いてダブルヘキサゴンレンチでヘッドボルトを数回に分けてしめつけ、最後にトルクレンチで締め付ける

吸気側 G E @ B H
排気側 I C A D F

ヘッドボルトに白色マジックでマーキングして上の順番で各ヘッドボルトを90度締め付けます
(マーキングは絶対した方がいいですよ どれ締めたか分からなくなるから・・・・)
カムシャフト装着
カムシャフト装着

組付けペーストを塗ってカムシャフトを装着

VVT-iエンジンのカムシャフトは吸気と排気で形状がまったく違うので間違うことはないです
ベアリングキャップを軽く上に置いておきます
カムシャフトベアリングキャップ
カムシャフトベアリングキャップ仮装着

大きいキャップも装着
本当はシールパッキンブラックを塗る必要があるのですが、タペット調整をするのでとりあえずは塗らずに仮装着
カムシャフトのオイルシールもまだ装着しません

全部のカムシャフトベアリングキャップを順番どおり締めていきます
シックネスゲージ
シックネスゲージ

バルブクリアランスにはシックネスゲージ(すきまゲージ)を使います

色々な厚さの金属板がセットになっております
画像の真ん中には『.25mm』と書かれており、0.25mm厚を意味してます
バルブクリアランス測定
バルブクリアランス測定

カムシャフトを回してマークと合わせ(No1圧縮上死点)、吸気の1,2,3,4・排気の1,2,5,6を測定
カムシャフトを180度回して(No4圧縮上死点)、吸気の5,6,7,8・排気の3,4,7,8を測定

色々な厚さのシックネスゲージを刺して手ごたえで測定します

○:さくっと入る  △:まぁまぁ固いけど入る  ×:入らない
シックネスゲージによるバルブクリアランス測定
吸気12345678 排気12345678
0.19mm0.34mm
0.20mm0.35mm
0.21mm××××××××0.36mm××××××××



バルブクリアランス12345678
吸気測定値(0.17〜0.27mm)0.200.200.200.190.200.200.200.19
排気測定値(0.32〜0.42mm)0.340.350.350.350.340.340.350.34

バルブクリアランス測定
バルブクリアランス測定

バルブクリアランスの測定をする前に疑問に思ってたことが簡単に解決しました

Q1.バルブを回して位置を合わせるけど、ピシッと合わせられるの?
A1.バルブスプリングがあるので、カムシャフトを回すには引っかかりがあります
  1回転させる=4回引っかかりがあるので、それで位置を簡単に合わせられます
  強化スプリングを入れてるとこの引っかかりが強くなります(回しにくくなる)

Q2.シックネスゲージで0.01mm間隔で測定するが0.01mmの差が分かるの?
A1.羊かんを刺す感触といいますが、0.01mm違うだけで手ごたえが全然違います
  上記のように0.01mm厚くしただけで入らなくなるぐらいです

Q3.新品のシムって何種類もあるの?
Q4.0.05mm間隔で純正品があります、逆に言えば新品を買っても0.05mm間隔なので削って調整しないといけない

バルブクリアランスが少し狭めですが、基準値に全部入っており全体の誤差が0.01mmなので今回は何も調節せずにそのまま装着
ベアリングキャップ装着
シールパッキンブラック

再びカムシャフトベアリングキャップを順番通り外して大きいベアリングキャップを外す

ベアリングキャップの所定の場所にシールパッキンブラックを2mm幅という細さで塗っていきます
細く盛るのは難しい・・・・
カムシャフト装着
カムシャフト装着

またまた再びカムシャフトを装着する作業であるベアリングキャップを順番通りに装着

この時点でベアリングキャップのボルトは仮止め状態です
カムシャフトオイルシール装着
カムシャフトオイルシール装着

カムシャフトオイルシールを打ち込みます

エンジンOHのガスケットキットにはどこに使うオイルシールかなど記載されてないので、古い物と大きさを比較して選ぶ必要があります

プラハンと当て木を使ってコンコン打ち込み
カムプーリー装着
カムシャフトプーリー装着

カムプーリーをトルクレンチとモンキーレンチを使って規定トルクで装着
タペット調整
タペット調整

最後にもう1度バルブクリアランスの測定をして問題が無いことを確認

このクリアランスがありすぎるとエンジンからカタカタ音がします
ウォーターバイパスパイプ装着
ウォーターバイパスパイプ装着

ウォーターポンプと同時にバイパスパイプも装着完了

前回のラジエーター交換の時に交換するのを断念した画像右下の小さなホースも新品に交換
このホースは上下どちらかがエンジンから外れてないと交換は不可能でした
インジェクター装着
インジェクター

インジェクターのOリングと噴出し口のバイブレーションインシュレータのゴムを新品に交換

インジェクターってもっと大きいと思ってたんですが、人差し指ぐらいの小ささにびっくりしました

洗浄液につけて内部を綺麗にしようかと思ってましたが、十分綺麗なのでこのまま使用
インジェクター設置
インジェクター装着

インジェクターはヘッドの吸気ポートに穴があるので、そこに置くだけです

あとはデリバリーパイプごと上から押さえるだけ・・・・
こんな簡単な構造だったとは知りませんでした
ベンチレーションホース
ベンチレーションホース装着

上と下をつなぐベンチレーションホースも新品ガスケットとOリングを使って装着

これは燃焼室からピストンを通り抜けた未燃焼ガスを戻す役目…でよかったかな?
ヘッドカバーガスケット装着
ヘッドカバーガスケット装着

ヘッドカバーガスケットを載っけます

ここらへんは『以前のDIY』で経験してるので特に問題なく装着
ヘッドカバー装着
ヘッドカバー装着

シリンダーヘッドの所定の場所にシールパッキンブラックを塗ってカバーを装着

赤いインマニ(インテークサージタンク)が無いと非常に簡単です

エンジン始動の時にプラグを外して油圧を確かめるのでプラグは装着せずにごみ混入防止のためダイレクトイグニションコイルで蓋をしておきます
エンジン分解@エンジン分解Aエンジン分解Bヘッド分解
腰下分解ヘッド洗浄腰下洗浄腰下組付け
ヘッド組付けエンジン組付け@エンジン組付けA

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