メーター内臓シフトタイミングインジケーター



Projected by burialc2

今回のmission
Defiのインジケーター付きタコメーターが欲しかったけど買えなかったので
自作して純正メーターにインジケーターを内臓しよう
回転信号発生器
パルスジェネレーター

純正のタコメーターの内部がどうなってるのか調べるために回転信号を作る必要があります

今回使用したのはオーディオQで売ってる『3A点滅キット (ON:OFF=1:1)(DIP専用基板付き)』を改造
画像中央のC3の極性無しコンデンサーを適応する物に取り変えるだけです

C3 → 0.1 μF に変更(2000回転〜10000回転まで対応)
中期と後期の違い
中期と後期の違い

後期のタコメーターはVVT-iのダイレクトイグニッションに対応してるため初中期とは違います

後期エンジンに載せ換えたら白い後期メーターに普通は変えるのですが、個人的に黒いメーターの方が好きなのでダイレクトイグニッションに対応させます

画像矢印の抵抗を20kΩに変更
タコメーターチェック
タコメーターのテスト

実際にタコメーターが正常に動くかどうかのテストです

無事に後期メーターと同じ回転を表示するようになりました
タコメーター回路
タコメーター回路

タコメーターの回路を調べるとコイルに出力する4つの端子に電圧変動があることがわかりました

回転数 +A-A[V] +B-B[V]
2000 2.42 -2.48
3000 3.30 -1.37
4000 3.56 0.10
5000 3.33 1.63
6000 1.28 2.73
7000 1.28 3.65
8000 -0.07 3.80


+B−B間の電圧が回転数に比例しているので、これを使います
回路図


今回作成した全体の回路図です
左側が差動増幅回路で右側がFETを使った一般的なスイッチです
差動増幅回路
差動増幅回路

差動増幅回路とは2入力間の電圧差だけ増幅する回路です
詳しい説明はネットで調べれば簡単に出てくるほどの基本的なOPアンプです

増幅度は3.3倍なので
0V〜3.8Vの変化 → 0V〜12.5Vの変化に増幅

ちなみにどんなに増幅しても供給電圧までしか上がりません
FETスイッチ
FETスイッチ

上の差動増幅回路で回転数が上がれば12Vぐらいまで電圧が上がるようになったので、それを元にある電圧になったらONになるスイッチを作ってやります

配線がごちゃごちゃしてるだけで、回路は非常に簡単です
nMOSFETは電圧をかけると電流が流れるというスイッチ構造です
後は回路図のように可変抵抗で調整すればOKです

回路の完成
回路の完成

2つの回路を繋げれば完成です
今回はLEDの他に音で知らせるように電子ブザーもつけました
タコメーター電圧取りだし
電圧取りだし

タコメーターの『+B』『-B』から電圧をもらうのでタコメーターから直接線を繋ぎます

また、インジケーター用のLEDをメーター内部に追加しました
内臓インジケーター
配線完了

12V、アースはタコメーター留めネジから拝借
手元に圧着端子が無かったので、後から端子つけます

その他の線は『LED用12V』『LED用マイナス』『+B』『−B』の4本です
レブインジケーター
レブインジケーター回路

制御回路は後々に光るポイントを変えられるように、メーターの外側に設置

車のメーター周りはスペースが沢山なのであまり気にせずに固定
ブザーの音量は表面にテープを張って調整しますw

後はチェックして終了です
使用部品
  audioQ 3A点滅キット
  OPアンプ UA741CN (←これ以外でも何でもいいと思います 使用理由は安かったから)
  nMOSFET 2SK2232 (←これ以外でも何でもいいけどVthが重要 使用理由は安かったから)
  1/4W抵抗
  12V用電子ブザー
  赤色LED

部品調達元
  audio Q
  秋月電子通商

作業時間
  2日ぐらい

必要スキル
  電子回路の教科書を理解できる知識

感想
  シフトタイミングインジケーター自作は普通回転信号のパルスを数えてマイコン制御するのが一般的みたい
  私はそんな知識は無いのでアナログ回路で作りました
  また、学校で習ったことがあるのですが実際に作るの時は図書館に行って本を読みまくりました
  純正タコメーター自体に誤差があると思うので、社外品を元に作った方が確実だと思います
  むしろDefiのタコメーターが欲しい・・・・

最後に一言
  頼まれても絶対に作りません!


質問はメールにて受付中♪ 分かる範囲はどんどん答えていきますのでよろしくお願いします
burialc2@yahoo.co.jp

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