スロットル・ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)の洗浄



Projected by burialc2
今回のmission
ラジエーター交換で冷却水を抜くので
ついでにISCVの洗浄をしてアイドリング快適車に
スロットル周り
ラジエーター + サーモスタット交換と同時進行です
ISCVには冷却水が流れているので冷却水を抜いた状態でスタートです

ちなみにISCVとはアイドル・スピード・コントロール・バルブの頭文字で、アイドリング中の吸気量の調整を行っています
これがうまく駆動しないとアイドリング不調になってしまいます
ISCVの場所
ISCVはスロットルの底にくっついてます

冷却水を抜かないまま、最小限の漏れで作業することも可能なようです
スロットル外し
吸気系パーツを外したところです
これからスロットルにくっついている物すべて外していきます

またスロットル4隅にあるボルトを外します
ウォーターバイパスホース
奥側の画像
上側ホースがベンチレーションホース
下側に見えるホースがウォーターバイパスホースなのでこれを抜くと冷却水が出てくる可能性があります

今回はサーモスタットも取って完全に抜いているので漏れもありませんでした
スロットルホース外し
ホースが外れにくい場合は先にスロットルをエンジンから外して行うとやりやすいです
またドライヤーで温めてマイナスドライバーなどでこじると良いです

ちなみにスロットルボディー底のホースもウォーターバイパスホースですので漏れ注意です
スロットルボディーとISCV
すてべのホースを外すとスロットルが外れます
内部に汚れはなく綺麗に見えます
スロットル内側
んが、エンジン側はこの通り真っ黒です
またガスケットがこびりついているのでスクレッパーなどで剥がします
ISCV取り外し
ISCVを外すためにスロットル底にある4つのネジを外します
このネジはめちゃくちゃ固いので舐めると最後です
アタックドライバーがあると便利ですが、無い場合は根性で
ISCVガスケット
ネジを外すと手でISCVをぱかっと外すことができます

ISCVにくっついている電機系をネジ2本取って外します
ISCV動作原理
マウスオンで画像変更
ISCVにくっついている電機系は磁石制御になっており、ISCVの吸気口を調節します

画像にマウスを乗せると画像が切り替わります
空気の通り道が狭くなったり広くなったりします
スロットル洗浄 ISCV洗浄
バラバラにしたスロットルとISCVを洗浄します
エンジンコンディショナーをかけると画像のように黒々と出ます

ある程度したら歯ブラシでごしごしすると綺麗になります
エンジンコンディショナー → ごしごし → パーツクリーナーの繰り返し

スロットルを外さずにエンジンコンディショナーをかけると、このドロドロが下側にあるISCVに入り込んで余計アイドリングが不調になってしまうことがあるので注意です
スロットルボディー洗浄
画像はすでにISCVがくっついてますが、ここまで綺麗になりました

磨けば光り輝くと思うのですが、これで満足とします
スロットルボディーカバーガスケット
ISCVガスケットを用意します

 ・スロットルボディーカバーガスケット
  22215-74380 330円  3S-G#(初期〜中期)
ISCVガスケット
スロットルボディーの側面にはめ込む場所があります
ISCVガスケット装着
このガスケットは再使用不可です

スロットルボディーの冷却はこの左側のくぼみだけ通ります
これだけでスロットル側がどれだけ冷やされるのでしょうか?
それともISCVを冷やすついで?
スロットルボディーASSY
スロットルとISCVを合体させればスロットルボディーASSYのできあがり
スロットルボディーガスケット
サージタンクとのガスケットです
これも再使用不可・・・・というか外す時にぼろぼろ崩れ落ちたので新品交換です
はて、これは向きがあるの?

 ・スロットルボディーガスケット
  22271-88461 100円  ST202 3S-GE(初期〜中期)
サージタンク側
スロットルがくっつくサージタンク側にもガスケットがこびり付いているのでスクレッパーで綺麗にします
ガスケット除去
若干傷がついてしまいましたが、ガスケットをこそぎ落しました

サージタンク内部に異物が混入するとエンジン内部に直結するためウエスなどで塞いでおくと良いです
終わったらウエスは取りましょうね
スロットル装着
後はガスケットを挟んでスロットルを戻し、すべてのホースを繋いだら完了です

吸気系を元に戻して冷却水を入れてエンジン始動させて様子見

最初は変な振動をしてましたがエンジンが温まるとかなり静かにアイドリングしてくれるはずです
今回使用した品番
  22271-88461 スロットルボディーガスケット  100円  ST202 3S-GE(初中期)
  22215-74380 スロットルボディーカバーガスケット  330円  ST202 3S-GE ST205(初中期)

参考品番
  22271-88560 スロットルボディーガスケット  ST202 3S-GE(後期)
  22271-74022 スロットルボディーガスケット  ST202 3S-FE(初期)
  22271-74070 スロットルボディーガスケット  ST202 3S-FE(中後期)
  22215-7A680 スロットルボディーカバーガスケット  ST202 3S-GE(後期)
  22215-74400 スロットルボディーカバーガスケット  ST202 3S-FE

必要武器
  ラチェット・レンチ一式
  ドライバー
  KURE エンジンコンディショナー
  パーツクリーナー
  歯ブラシ

作業時間
  1時間ぐらい

必要スキル
  アタックドライバーが無い場合に備えた腕力

インプレ
  エンジン始動直後はアイドリングが不安定でしたが暖まってくると静かに、
  以前よりも明らかにアイドリングの音が静かで安定しました
  走りにはあまり影響ないかと思いますが、大満足の結果でした

最後に一言
  スロットルボディーについてるスロットルポジションセンサーを触ると調整が面倒ですよ


質問はメールにて受付中♪ 分かる範囲はどんどん答えていきますのでよろしくお願いします
burialc2@yahoo.co.jp

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